金スマをみていたら、、、
大橋巨泉の追悼番組がやっていた。
なんかこころに刺さる言葉がたくさんあった。
司会という役割について、、、
「自分が一番にならなくていい。自分の周りにいる人をスターにする。こればかり考えてた!」
「ただ、これはよいしょするのとは違う!」
なんだろう、かっこよかった。
これが本物の司会業をやろうと思う人の言葉だと思った。
さらに、、、
「一番いらないと思ったタイトルは好感度だと思う」
「好感度がいいことが視聴率に繋がるとは限らない。50:50が一番自分を評価してもらえてる」
もうこの言葉が来た時、ズドーンと撃ち抜かれた気分だった。
ある人に同じようなことを言われたことを思い出した。
「叩かれるのが怖いのなら、前にでる仕事なんて辞めるべきだ!」
どれほど、精神的に強くないとできない仕事をしようとしてるんだと、今の僕に問いかけた瞬間だった。
もっと、、もっともっと、、もっともっともっと、、、強くなりたい、、そう思った。
というか、他の人を引き立てるって簡単なことじゃない。
すべてのことを知ってないとその境地には入れないと思う。
大橋巨泉さんはスポーツからギャンブル、政治やニュース、すべてにおいて飛び抜けてて、マルチという言葉は大橋巨泉さんの言葉だと思う。
競馬が好きだったから馬主にまでなって、クイズダービーという番組を作る。
クイズ番組にオッズがあったら楽しいんじゃないか?
答えるだけじゃなくて、ゲストがベットするシステムがあったらもっと楽しくなるんじゃないか?
そうやって新しいことを次々と生み出した。
今でいうハイブリッドをこの時代からやっていた。
それもすべて知識と経験によるもの。
司会が制作もするってほんまにすごすぎる!
こんなアイデア溢れる人になりたいなって思った。
それはすべて知識と経験に基づいたもので、なにより好感度が気にならないくらいの自分、、、覚悟を持っていることが素敵すぎます。
そんな巨泉さん、、、がんの闘病生活を支えたのは妻の寿々子さん。
気力を無くし、痩せ細っていく巨泉さんに、「わたしを犯罪者にしないで!」って叱ったそうです。
「わたしのご飯しか食べていないあなたが痩せていってこのまま亡くなったら、わたしのせいになるじゃない!だから頑張って!」
なんて素晴らしいんだと。
この言葉を伝えたのもかなりの勇気があったと思います。
そこから巨泉さんは回復し、金スマの中でクイズダービーもやってのけたんだもんな。
本当に仕事に賭けたエネルギーは凄まじいものがある。
ガンで言葉が話せない中、、、最後の奥さんへの言葉は、、、
手を握った奥さんの指を3と9にして、、、息を引き取ったそうです。
最後のメッセージも感謝の言葉ってところに愛以上のものを感じました。
僕もこんな人みたいになれたらいいな。
好感度よりもどれだけ自分の思ったことを演出し自分の言葉で伝えられるのか。
周りの人にし感謝し、感謝されるくらいの人になりたいです。
大橋巨泉さん、謹んでご冥福お祈り申し上げます