親父もおかんももう70歳を越えて、親父はポォ〜っとすることが増えましたが、まだまだサクがいるので、元気です。
おそらく、生きてる最後の自分の生きがいなんだと思っています。
サクくん、ありがとう。
そして、おかんは最近、右足が曲がらなくなりました。
ずっと太ってることもあって、膝が痛いとは言ってたんですが、ついにその足も限界間近。
定期的にヒアルロン酸を膝に打っています。
僕が看護師の頃、整形外科にいた時に、患者様にやってた治療。
それをおかんが受けてるんだなと。
食べることが大好きなおかん。
何度もダイエットを進めましたが、「食べないとストレスが溜まる!」と言い切ったから、それ以上言わなかった。
でも実際はこうなることは予測できてたんですけどね。
もっと厳しく、ダイエットを勧めておけばよかったと、、、思った時もありました。
でもきっと違うな。
僕の失敗と言えば、、、なぜ、ダイエットに関して、「食べない!」という選択肢を勧めたのかってこと。
なぜ、「運動!」という選択肢をプレゼントできなかったのかと。
もっというなら、「そしたら、夜は一緒に歩こうか?」と言ってあげれなかったんだろうと。
自分がダイエットしてて思うことは1人でダイエットするって本当に大変なことで、だからこそ、僕はこのブログに書いたりして、意識を高めていた。
それがわかってるのに、「1人で頑張って」に近いことと言ってしまったことに反省している。
本当につくづくダメな息子だなって思う。
これからいろいろ改善していかないとだな。
さすがにここまでくると歩く方が負担になるだろうし、、、考えないと!
まぁそんな話をしてる時に、「あんたは何がやりたいんや?」と。
「もう結婚もする気がないんか?」「今、一番楽しいことなんや?」と。
いろいろインタビューされました。
なぜ、インタビューされたと書いたかっていうと、僕ね、たぶん仕事病なんですよね。
インタビューだと思ったら頭の中が整理されて、答えれるんです。
思ってないこと、ペラペラと答えましたけど、、、
たぶん、おかんは気付いてるんだろうな、僕のことくらい、、、。
というか、そらそうよな、心配しかないんだろうな。
一番最後の「今、一番楽しいことなんや?」って聞かれたのがズバッときたなと。
さすがおかん!って思ってしまった。
別に全てが楽しくないって言ってるんじゃないよ。
迷いの原因はそこにあるんじゃないの?ってことですよ。
あんまり話してないのに、ここをズバッと言うてくるあたり、さすがだなと。
「わたしらももう長くないから、あんたの力になれることはね…」と。
なんか辛かったな。
こんな言葉を言わせたくなかったなぁ。
でもまだ時間あるもんな、もっと頑張って、親孝行もして、、、
せめて最後は「あんたが息子でよかった」って言ってもらえるように頑張らないと。
今のままでは死んでも死にきれん状態なんだろうな。
ほんまにダメな息子だなと。
動かなくなっていく足も、しわくちゃになっていく手も、、、
今となっては愛おしい。
小学生の頃、いじめられてた僕をゲームセンターに毎日連れてってくれた、おかん。
釣りが好きな親父は休みになったら釣りに連れてってくれた。
あの時繋いでくれた手はこんなにしわくちゃじゃなかった。
思い返せば、あれ以来、親父の手も、おかんの手も繋いだこともないな。
気がつけば、こんなにしわくちゃな手になって。
幸いなことに実家に住んでるから、顔も見れるし、歳を取ったことを比べることができていない。
きっと昔の写真をみたら、親父もおかんもシワが増えたんだろうな。
知らない間に 時間が過ぎて
知らないふりして 見過ごして
知らない間に その時がきて
知ってるふりして 涙を流す
このままだと、僕は後悔しか残らない気がする。
せめて、何か一つ、安心させてあげたいと思う。
「あんたの親でよかった」じゃなくて、「あんたが息子でよかった」って思ってもらえるように。
時間ができたら、おかんとゲームセンターにでも行こうかな。
好きなだけメダルを買ってあげようか!
ジャックポットを取ったら喜ぶふりして手をつなごう。
秋になったら親父の好きな太刀魚釣りに一緒に行こうかな。
早い時間からアジを釣って、それを餌に太刀魚を釣ろう!
もし釣れなかったら、また明日行こう!
大きいのを釣り上げたら喜ぶふりして手をつなごう。
今の僕にはこれくらいしかしてあげられないな。
本当に情けない。
本当に情けない。
まだ時間はある。
残された時間、後悔だけはしたくない、、、。
頑張れ!俺!頑張れもっと頑張れ!頑張れ!頑張れ!
俺、、、