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僕の2月の恒例行事!
今年も大阪カップで3日間!
車椅子バスケに浸りました。
一年に1度だけ開催される『国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会』でMCしてきました。
僕たちの中では、『大阪カップ』と呼んでいるんですが、、
最初に言いますが、本当に僕はこの大会が毎年楽しみなんです。
とにかく皆さんからフレンドシップというか、愛情を感じる大会なので。
なので、今年も参加させてもらえることに、ただただ、感謝です。
なんか、毎年、1年という時間を重ねるたびに、チラシのクオリティーも上がってきてるような気がする。
実際、僕も何年かやらせてもらっているんですが、、、
コロナがあって数年、開催を見送ったんですよね。
あの期間がなかったら、今頃、もっともっと盛り上がってたんじゃない?って思ってはいますが、、
でも、それはね、どの世界も同じですもんね。
だからこそ、1年1年、大切に一生懸命挑もうと思っています。
前日入りで、機材セッティングをします♪
昨年から、僕が手元で、音響をやることになりまして、、
すべて、自分で音源を作って、会場の雰囲気を音でフォローしています。
もちろん試合中の音源も僕が叩いてるので、多少、失敗することもありますが、、
スタッツ取りながら、選手交代やファールのアナウンス、実況、、、
さらには配信では、解説が最終日にしかいないので、試合が中断した際の説明もやってますので、、
ある程度、緩い気持ちで許してくれたら嬉しいです。
言い訳です♪
でもね、実は、このシステムを昨年から導入したんですよね。
1年という時間が過ぎて、今年はどうなるかと思っていたんですが、、、
音響さんやスタッフさんが同じチームだったこともあって、、
サンプラーの回線どころか!!!
手元に、ミキサーを設置してくれたんです!
もうこれはただただ感動でした。
これで、今年は、音源のボリュームまで、僕が手元で扱えるようになりました。
最高です♪
このチームにただただ、最高です!
実はね、毎回、大阪カップといえば、応援ダンスが恒例になっているんです。
スタッフの皆さんが、タイムアウトなどでの時間に、一緒に踊って盛り上げるってのがあるんですが、、
今回、いろいろありまして、動画を撮ってなかったんですよね。
どうする?ってなってたんですが、、、
急遽、前日の夜、映像チームの方々が、、、
「それならここで今、撮影しましょうよ!」
もうさ、、愛情が満ち溢れてて、どうしようかと思いました。
「いや、たつをさんもさっき録音したカナダの応援コール、帰ってから編集して作るんでしょ?みんなでできることはやっていい大会にしましょうよ」
やっぱり素敵な人って集まってくるんですよね。こういうのって。
人や会社によっては、追加料金がどうのこうの、、、とか、、
いろいろ言うてくる人いてますけど、、気持ちがね、、溢れて、、、バレてしまってる人っていてますよね。
プロとしてどこまで?っていう範囲はあるとは思いますが、、、
まぁ、いろんな人がいますから、なんともアレですけど。
とにかく、大阪カップに関わる方々は本当に一生懸命で素敵な人が多いんです。
そして、いよいよ当日!
DAY1がやってきました。
今回の参加国は、オーストラリア・カナダ・タイ・日本の4ヵ国。
毎回、この豪華な組み合わせが、無料の大会として実施されているのが、、
本当に意味わからないんですけどね。
みんなが頑張ってるってことですよね。
場所は、Asueアリーナ大阪。
大阪でもおそらく一番大きな体育館じゃないですかね?
広さ、大きさももちろんなんですが、この場所が選ばれるのは、、、
選手の導線などが、すべてバリアフリーってこと。
本当に広いですよね。
稼働席を全て出せばもっと収容人数が増えますからね!
会場の皆さんには、無料のハリセンが配布されます。
このハリセンには、簡単なルールや選手の情報などが書かれています。
なので、応援として、叩きつつ、ルールや選手を確認している人もたくさんいました。
そして、僕はMCとして、会場を盛り上げます。
といえば、すごいことしてるみたいなイメージですけど、、、
ただただ、楽しんでいます♪
初日は金曜日なんですが、、
毎年、学生の団体様がドドドっと訪れてくれるので、、、
今年は、2000人を超える大応援団となりました。
そんな大応援団が両チームを応援してくれます。
GAME1は日本vsオーストラリア!
オーストラリアも日本に到着してから、各学校に訪問して体験会なんかも実施しています。
ものすごいスケジュールの中、、、
試合でもとんでもなくハードなプレーを見せてくれていました。
この学校訪問があるからこそ、、、両チームの応援が鳴り響くんですよね。
これがいいんですよ!
今年は各国、若手の選手を積極的に招集しようってことで、、、
日本もガラッとチーム編成が変わりました。
そんな中でも、#4 柳本選手の安定感はさすがって感じでしたね。
とにかくコートの選手にパスを回して、とにかく組み立てていました。
ただ、このGAME1は3点が届かず、、悔しくも負けてしまいましたが、、、
なんだろう?このあと、数試合に向けての可能性を感じるゲームだった。
やはり、高さのあるオーストラリアは強かったですね!
アウトサイドはほとんどないんですが、やはりインサイドの強みが強烈ですよね。
あと強度なディフェンスですよね。
フラッシュインタビューは、オーストラリア、#12 シェリー選手!
ディフェンスとチーム最多のアシストが群を抜いて輝いていました。
海外の選手って感情を爆発的に表現してくれるので、毎回嬉しいです。
これだけ嬉しかったのは、自分の成績はもちろん、日本に勝ち切ったことでしょうね。
本当に最後の最後までわからない試合展開でしたからね!
日本的には、最後、猛チャージをして、追いつきたかったところですが、、、
あと、10秒!あと10秒あれば、可能性はあった!
そんな展開だった。
やはりここを勝ち切るのが、オーストラリアが強豪チームと呼ばれる所以ですよね。
DAY1GAME2は、カナダとタイの試合。
さすがに前日入りして、学校訪問して、そして、翌日に試合というタイのスケジュール。
体力的に厳しかったかもですね。
とはいえ、前半はほぼ互角の戦いで、盛り上がりました。
しかし、第3Qで一気に流れを引き込んだのはカナダでした。
おまけにディフェンスで相手の得点を4点で守り切ったのも素晴らしかった。
結果的に、決めるべき場面で、決めるべき選手がしっかりと活躍したゲームでした。
明日以降が楽しみですよね。
DAY2のGAME1、、、
メインコートでは、日本はカナダと戦いました。
高さだけでなく、いろんな攻撃のバリエーションがあるカナダ。
どういうふうに戦うのかが、非常に楽しみでもありました。
そんな中、攻守共に活躍したのは、#5 小島選手!
ミドルが入る入る!
ドライブがキレてるキレてる!
高校生ですよ!
あの運動量は驚異的でした。
カナダもかなり翻弄されてしまったような印象でした。
印象的だったのは、3Pシュート2連発!
あれはもう、客席のボルテージがMAXになった瞬間でしたよね。
フラッシュインタビューでは、、、
結果的に、3Pを3本沈め、チーム最多の17得点を取ったとは思えないくらい、かなり緊張していましたね。
とはいえ、チームを大切にしているコメントに会場は暖かさを感じました。
ベテラン勢が今回は参加していない中、、、
しっかりとそのイズムは継承され、こういう選手が育っている!
これが日本の強さなんだろうなと感じるほど、、、
素晴らしい結果だったように感じています。
これで、日本は1勝1敗!
大阪カップは、DAY2だけ1日、2試合になるんですよね。
なかなかハードなスケジュールなんですが、少しでも休んで回復させて、GAME2に挑んでほしいなって。
そんなブランクの時間にゲストのともやんが登場しました。
ともやんとは、もう長い仲ですね。
会うのは久しぶりでしたけど、相変わらず、イケてる男子でした♪
バスケが好きだからさ、、、
体験会でも誰よりも積極的に車いすバスケに夢中になって、、、
参加者の皆さんと、とにかく楽しんでいました。
いや、もしかしたら、彼が一番楽しんでいたかもしれないほど!!!
そして、いよいよ、DAY2のGAME2がはじまります。
少しでも休めてたらいいんですが、、、
もちろん、GAME1での出場時間は、22分前後でタイムシェアもできています。
なので、体力的には、大丈夫かなと。
対戦相手のタイは、比較的、昨年とメンバーは変わらず、、、
しかしながら、、昨日のゲームでも3人がフルタイム!
DAY2のGAME1でも36分〜38分出場の選手も多い。
体力的に持つかな?ってところですよね。
やはり、タイムシェアがこのDAY2は重要になってきますからね!
日本は第1Qから一気にギアを上げた!
ここで10点差をつけて、タイを突き放した。
しかし、第2Qでタイがディフェンスの形を、まさかのオールコートに!!
体力大丈夫かよ?って思ったが、これがハマり、第2Qは同点で、前半を終える。
後半の入り、まさかの今度は日本がオールコートディフェンス!
なんやねん、めちゃくちゃ面白いやないか!!!
これで、第3Qにまた日本が6点の差をつけて勝ち切った。
それぞれの10分で、繊細な戦略がぶつかり合うゲームとなりました。
しかし、この試合で、世界に見つかってしまった人がいました。
アンダーでは代表選手だったんですが、A代表には初招集!
#54 郡司選手が、24得点、11リバウンドのダブルダブル達成!!
いやぁーーー圧巻でしたね。
スピードがあって、運動量も豊富!
それでいて、シュートの決定率が非常に高い!
フィールドゴールだけでも64%の確率ですからね!これはもう驚異的!
これだけの活躍をして、負けるはずがない!
お見事、タイを撃破して、これで日本は2勝1敗!
明日の順位決定戦に駒を進めました。
そんな中、、僕は突然、#9 西村選手をコートセンターに呼びました。
「え?わたし?なんでなんで?」と、、、
コートセンターまでやってきました。
実は彼女、、、昨日、高校の卒業式だったんです。
国際戦の試合があるということで、卒業式に参加できなかったんですよね。
なので、この場を借りて、卒業式を実施しようかと。
もちろん、他の選手の方々は知ってるサプライズ!
卒業証書は、前日にご家族の方々がもらってきてくれていました。
ゲストのともやんが校長先生役!
会場からも大きな拍手と、「卒業おめでとう!」という言葉が送られた。
サプライズが実施される瞬間は目がテンって感じだったんですが、、、
ここでやっと、、、
感情が爆発しました。
実は他の選手の方々も歌を披露しようと準備していたみたいなんですが、、、
この卒業式もLIVE配信で中継してくれていたこともあって、、
そこはほら、、大人の事情で我慢。
でも後ろにみんな並んでくれて、想いを届けてくれていました。
僕は進行しながら、、、
あぁーーーいいチームだなぁ〜って感じていました。
DAY2が終わってから、、、
もう早く選手の皆さん、休んで!って思うんですけど、、、
毎年、この試合の後、フレンドシップジュニアレッスンが実施されます。
そして、各国チームの選手もコーチも参加してくれて、、、車いすバスケのレッスンが実施されます。
最後のミニゲームまで♪
僕も毎年、これ参加してしまうんです。
こんな素敵な時間を横目にしながら、帰れないですよね!!!
たつをちゃんですから、、、こんなの、マイクを持って混ざってしまうんですよね。
もうなんでしょうね、、楽しいっす♪
ということで、2日目が終わって、オーストラリアが全勝!
続いて、日本が2勝1敗
カナダが1勝2敗で、タイが全敗という予選でした。
ということで、明日の順位決定戦はまさかのDAY1と同じカーディングです。
ある意味、日本とタイはリベンジマッチですね。
面白くなってきました。
そして、いよいよDAY3がやってきました。
大阪・関西万博も近いってことで、みゃくみゃくも3日間会場に遊びにきてくれていました。
すっかり人気者で、会場を一緒に盛り上げてくれます。
GAME1のカナダとタイの試合は、前半でほぼほぼ試合が決まってしまうような展開になってしまいました。
タイは、エースの #8 ポニン選手にボールを集め、、結果的に12点を残すも、、、
カナダ的には、マークする選手が明確になるので、しっかりとディフェンスでタイの攻撃を守り切った。
しかしながら、一瞬も諦めるようなプレーはなく、最後まで戦い抜いたタイ!
本当にハードなスケジュールの中、素晴らしいゲームだったと思います。
車いすバスケはこうやって倒れてしまった場合でも、相手チームの選手がリカバリーしてくれるようなシーンが比較的多く見られます。
そのたびに、会場のみなさんは拍手を送ってくれました。
本当に客席にまで、愛のあるお客さまが集まってくれていると思うと、僕も嬉しかったです。
フラッシュインタビューは、この大会中、かなりの得点を叩き出した #13 エリーゼ選手!
この試合でも、23得点、10リバウンドのダブルダブル達成!
出場は31分間ということで、とにかく走りまくったんだろうなって。
試合のことはもちろん、滞在中の日本や大阪の印象について尋ねたら、、、
「今回初めて、大阪フードを食べた!小さいバスケットボールみたいなやつ!そう!たこやき!」
客席からは、とんでもない拍手が送られました。
「ここ数日、日本、大阪で過ごさせてもらいましたが、素敵な街で、それでいて、皆さん優しい人ばかりで、私にとっても本当に素敵な数日間でした。これからも今日のように素敵な試合、パフォーマンスをチームのみんなと届けていきますので応援してください」
素敵なコメントを本当にありがとうございました♪
最終日のGAME1での盛り上がりはそのまま、次のゲームへ引き継がれました。
本当にレフリーが必死になるほどの大接戦が、繰り広げれたGAME2!
日本とオーストラリアの順位決定戦の決勝!
初日に3点差で負けてしまっただけに気合の入る、いや、気合漲るリベンジマッチ!
高さのあるオーストラリアに対して、#6 江口選手をスターターで起用!
1本目のシュートを沈め、一気に流れを引き込む江口選手!
その後も、ディフェンスで躍動!!
体調不良で、この試合、DNPとなってしまった郡司選手の得点力をみんなでカバーすると同時にディフェンス面での彼女の活躍は勝利には不可欠となった。
オフェンス面では、引き続き、#5 小島選手が美しいミドルを沈める。
前半を終えて、6点リードして、折り返す。
このまま勝ち切りたい!
そんな想いがみんなの応援、、ハリセンのエネルギーを増幅させます!
しかし、ここまで全勝のオーストラリアがこのまま終わるわけがない。
3Qに入って、ボールを#8 ジョージア選手に集める。
とにかく大きいんです!
そして、シュート成功確率もかなり高い!
おまけにディフェンスもしっかりと走る!
日本も全員でディフェンス!
オフェンス面で大爆発したのは、小島選手だけじゃない!
#4 柳本選手のリングへのアタックが、もうとんでもなく攻撃的で!!
細かいステップでディフェンスをかわし、レイアップ!
さらには体勢を崩してまでも沈め、バスケットカウントを奪う!
まだいける!まだ届く!
そんな第4Qでオーストラリアのディフェンスが一変する。
今までのディフェンスの形をガラッと変えて、インサイドを3人で固め、アウトサイドの2人でボールマンに当たる。
BIG3でゾーンのようなディフェンスを展開!
これをアウトサイドで切り崩しにかかるも成功率がついてこない。
本当に無念だが、第4Qは2点に抑え込まれてしまう。
とはいえ、結果的にこの点差なんです。
本当に前半の苦しい展開を耐え切ったオーストラリアの見事な勝利なんですが、、、
日本は相変わらず、諦めることなく、チーム全員で戦い抜いた。
結果的に全勝優勝を成し遂げたオーストラリアに、正直、勝ちたかったところはありましたが、、、
いろんな挑戦をして、そして、いろんな課題を見つけることができた。
そして、チームの状況はどんな展開でも雰囲気がいい!
これが今回の親善試合での大収穫だったように思います。
まだまだ強くなる日本、、、本当に目が離せませんよね♪
ということで、2025年国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会の大会ベスト5は、、
【ベスト5】
- #10 Puisand Lai (CAN/1.0)
- #5 小島瑠莉 (JPN/2.5)
- #8 Natnapa Ponin (THA/3.0)
- #12 Shelly Matheson (AUS/3.0)
- #54 郡司渚名(JPN/4.0)
となりました。
そして、国際親善としてのフレンドシップを一番発揮していた選手は、、
【フレンドシップ賞】
- #7 Warisa Thamlaaied (THA/3.0)
2日目のフレンドシップジュニアレッスンでも誰よりも声を出して楽しんでくれていました。
試合はもちろん、大会を通して、盛り上げてくれていましたからね。
おめでとうございます。
そして、最優秀選手賞は、、、
【MVP】
- #8 Georgia Munro-Cook (AUS/4.5)
優勝国、オーストラリアの#8 ジョージア マンロークック選手でした。
満場一致というか、会場にいた人、みんなが拍手をストレートに贈れましたよね。
ということで、3日間に渡って、開催しました、大阪カップ。
今回も本当にスタッフの皆さんの手作りでいて、本当にどこにもないあたたかさをもった大会でしたね。
親善試合にも関わらずコートの中では、激しい戦いが繰り広げられ、、、
しかも、戦力的には拮抗したゲームばかりで大変盛り上がりましたね。
こんな大きなイベントが無料で開催されるって、本当にスポンサーの方々にただただ感謝ですよね。
本当に。
今年も僕は参加できて、ほんまに嬉しかった。
大阪カップは来年も同じ会場で開催予定となっているみたいです。
車いすバスケに興味がある人、もしくは、まだ観たことないって人も、ぜひ、一度、観戦に来てもらいたいなぁ〜って思っています。
衝撃音や、タイヤの焦げた匂い!そして、国際レベルのプレーの数々、観てもらったら絶対にハマるので。
『大阪カップ』に関わる皆さま、本当に3日間、ありがとうございました♪
そして、会場に足を運んでくれた皆様、LIVEで応援してくれた皆様、本当にありがとうございました♪
関西を中心に活動するマルチタレント
テレビやラジオだけでなく、Bリーグ・TリーグといったプロスポーツのアリーナMCとしても活動中
さらに看護師やフードアナリストなど多様な資格を持ち様々な角度から日々感じたことを綴るが、彼の妄想劇には要注意だ!
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