釜石で同じ想いを持ってくれてるケンジさんに会いに行ってきた。
津波に負けなかったギターがここにある。
この右のYAMAHAのギター。
FGシリーズ。
懐かしいなぁ〜。
昔、僕も買ったことがあるシリーズのギター。
この子もケンジさんのギターではない。
誰かのギター。
僕が説明するより、これを読んでもらったほうがいいかな。
見つかるといいですよね。
ほんとに。
毎回、ケンジさんはコーヒーを淹れてくれる。
そして、この1年間の話をしてくれる。
その話が毎回、楽しみなんです。
この辺がこんな風に変わったんだよぉーとか、、、
あそこに学校ができるんだよぉーとか、、、
このお店の裏にスタジアムができるんだよぉーとかね。
一番、心に響いた言葉が、、、
「目の前、道を挟んだところにコンビニができるんだよ」
これを本当に嬉しそうに話した。
僕らの地元では当たり前のようにあるコンビニ、、、
そんな当たり前にあるものがどれほどの希望をって考えるとざわついた。
ほんとに復興がこの1年で進んだんだなぁ〜って感じました。
優しいケンジさん。
ずっとこのサインも保管しててくれています。
そして、このギターを通して、いろんな人と出会ったことも話してくれました。
東京の方が、本当の被災地を見たい!そんな想いから大槌町に来てくれた。
それがなんとこっちに住むことになったらしい。
本当のことを、実際に自分の目で見たかったらしい。
そして、本当の姿を見て、感じたことがきっとあったんだろう。
今はこっちで復興支援の活動を積極的にやってるみたいです。
その人の話を聞いてて、いろんなエピソードからケンジさんはその人に曲を作りたくなった。
そして、殴るように書いたのが、『ニット帽』という曲。
なんだかその人のストーリーがそのまま詰め込まれた曲です。
いつかどうにかして、お届けできたらいいですけどね。
ケンジさんもほんとに音楽が好きで、心優しい人。
そんな人に拾ってもらったこのギターは幸せだなって思います。
その想いをしっかり持って、明日はライブするぞ!!!