事務所には引き継ぎの机と椅子があります。
その椅子が非常にアンティークなもので、前の人も大切にされているもの。
僕はそれを使わせてもらっています。
しかしながら、一脚だけカバーの部分が剥がれてしまってるものがあります。
今回はその椅子の修復をやってみたいと思います。
まず現状の椅子がこの状態です。
クッションとカバーの布はしっかりと保存されていました。
とりあえず、今回、座面を張ってもらう作業をする前に、、、
クリアを塗ってよりいい味が出るようにしようという作戦!
今回、使用したのは、、、
OSMOのKlarwachsを使いました。
ええ感じになればいいなぁ〜とサササッと塗り込んで、、、
2日ほど、、、乾かしました。
すでにいい光沢が出てて、素敵な感じになっています。
さて、ここからは動画も収録しながらの作業開始!
もちろん、作業するのは、僕ではなく、、、
椅子の職人、、、張り師の多賀谷さん。
この椅子の座面交換やクッションの交換、、、いわゆる張り師として生きておられる職人!
自分の工房でも作業はするが、こうやって出張で作業することもあるみたいです。
作業時間はその椅子の状態によっても違うみたいですが、、、
事前にしっかりと打ち合わせをして挑むというスタイル!
特にこだわるのは、、、クッションだと話しておられました。
ご自身が腰を悪くしたこともあって、このクッションでいかに座りやすくするかを真剣に考えておられます。
まずは下地から張り付けていきます。
そして、クッションは以前使ってたものも使いながら、作業は進みます。
動画を見てもらえたらわかりますが、、、ステゴムを座面下に入れます。
そして、カバーの部分を仮止めし、、、
続いて鋲を打ち込んでいきます。
部分的に引っ張るとムラができてしまうので、カバーを面で引っ張りながら鋲打ちしていきます。
失敗したら、鋲を抜いて、またやり直せばいい!
そのくらいの気持ちでやる方がいいみたいです。
椅子の木の部分の材質によってはその硬さが変わるので、多少力がいる場合もありますが、、、
基本的には、ほどよい力加減で打ち込まれていきます。
ってことで、僕もやらせてもらいました。
結果、どうなったかっていうのは、動画を見てもらったとおり、、、
まぁそうなりますよね、、、コツは先ほども言いましたが、面で引っ張ることです!
しかし、このDIYというものは非常に面白い!
0から何かを作っていく楽しみももちろんありますが、、、
今回のように、リペアーしていく、、、
放置してると死んでいってしまうものにもう一度命を吹き込む作業。
これはなかなか嬉しい気持ちになります。
大切な椅子だったからこその、大切さが増していく感じです。
途中から作業は真剣ゾーンに入ります。
しかしながら、特にクッションの場面では真剣にやられていました。
多賀谷さん、本当に椅子が好きなんだろうな、、、
座る人のことを考えて、、、そして、椅子に話しかけるように作業しておられました。
そうこうしていると、椅子が完成します。
あのホネホネだった状態から見違えるように、綺麗な椅子になりました。
当然ですが、、、やっぱりプロはすごいと思いました。
驚いたのが、、、同じ椅子が残り3脚あるんですが、、、
今回、新しくしてもらった椅子の方が、格段に座りやすい!
なんでやろ?って不思議になるくらい、、全然、違うものになったみたいな感覚です。
「見た目が大好きな椅子でもクッションが合わないだけで捨ててしまう人もいる、ただ、クッションを変えるだけで全く違った椅子に変わる!だからすぐに捨てないでほしい」
そんなことを話されていました。
本当にいい感じなりました。
なんかカバーまで新しくなった気分です。
いや、、、間違いなく前まで使ってたカバーなんですけどね。
不思議なことが起こるんですね。
自分でやりたいって人は、、、以下の動画をご覧ください。
手順をそのまま動画にしているので、長いですが、やり方は伝わると思います。
椅子を愛する職人、、、張り師の多賀谷 尚将さん
大阪市住吉区長居で椅子の張り替えを専門としてやられています。
ご相談はメールにて isuhari.taka.com@gmail.com
ぜひ、みなさんも家に使っていない椅子とか、、、
修理したい椅子、、、
座り心地の悪い椅子とかがあったら、多賀谷さんに相談してみてください。
きっと命を新たに吹き込んでくれると思いますよ♪
関西を中心に活動するマルチタレント
テレビやラジオだけでなく、Bリーグ・TリーグといったプロスポーツのアリーナMCとしても活動中
さらに看護師やフードアナリストなど多様な資格を持ち様々な角度から日々感じたことを綴るが、彼の妄想劇には要注意だ!
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